宝塚市ボウガン死傷事件を受けて〜私の祖父母の話
こんにちは、西山薗人です。
つい最近起きた宝塚市のボウガン死傷事件、関西在住ということもありニュースでも他の地方以上にとりあえずように感じます。
この事件について言える事は、「犯罪を犯す人の気持ちは犯罪を犯す人にしか分からない」ということ、犯人の犯行動機についてどれだけ考えようと私達には理解できないものがあるんだと思います。
それ以上に私が強く印象を受けたのは犯人が最初に自分の祖母を撃っているということ、この事実を受けて私が真っ先に思い出したのは、今年の3月に起きた中学生の少年が卒業式に来た祖母に腹を立て暴行を加え殺害したという事件です。
私自身反抗期が凄かった身です。
この少年の「卒業式に来られて恥ずかしかった」という思いはよく分かります。
実際祖父母に限らず家族が部活動の演奏会に来られて少し恥ずかしい思いをしたことは沢山あります。
ですが今回の新型ウイルスでの自粛期間を経て、大切に思っている友人に会いたくても会えない、そんな時間を過ごしているうちに、なんとなくですがあの時演奏会に来てくれていた祖父母の気持ちが分かるようになってきました。
私は部活が忙しく、休みの日に祖父母の家に行こうという話になっても私一人だけ会いに行けない、そんな状態がずっと続いていました。
ですが、家族が遊びに行く度にろくに顔も出さない不幸者の私にも、祖父母はお小遣いを用意してくれていて、両親に預けてくれていました。
私の祖父母は、父方、母方ともに全員まだまだ自立して生活ができていますが、歳は既に80を超えています、仕事もできない年金での生活の中、これから先沢山お金が必要になる中でのことです。
それほど大切に思ってくれていた私の晴れ舞台を見に行きたい、その一心で1時間以上の時間をかけて見に来てくれていたんです。
この歳になって思うと本当に感謝すべきことだと、深く実感しています。
〜最後に〜
私は介護福祉士を志望している身ですが、昔からおばあちゃん子だった訳ではありません、反抗期は人一倍にありましたし、私の事を可愛がってくれる祖父母に腹を立てた事だってあります。
でもこれだけは忘れないで欲しいのは、それでも祖父母は私のことを思い続けてくれていたという事です。
家族だからこその恥ずかしさや苛立ちは誰しも感じることだと思います。
それでももしその一時の恥や苛立ちのせいで二度と会えなくなればもっと嫌な気持ちになると思います。
「家族は特別」なんて言うのもおかしなことなのかも知れませんが、祖父母はほとんど必ず自分より先に死んでしまうんです。
どうか大切にしてあげてください。
それでは今回はここまでとさせていただきます。次回もよろしくお願い致します。
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